知恵袋でもあり思いついたことでもありわたしの考え方でもあり、いろいろ 雑多に詰め込みました。時々更新するのでたまに読んでみて下さい。


●あたま
結構多いのが肩や首の緊張で頭蓋骨が硬くなってしまって、脳がゲンナリしてしまっているために全身がだるくなってしまうパターンか、後頭部と首の境目の筋肉が緊張しすぎて脳の血流が停滞してしまっているパターンです。
前者は衝撃を与えれば緩みますので方法としては、利き腕のほうでこぶしを作って親指側のほうを脳天に当てて「垂直に強めに」ゴンゴンたたく。
視界が揺れて衝撃が足のほうまで響くぐらい。10回ぐらい。それが怖い人は指先でまんべんなく頭をコンコンたたく。3分ぐらい。これでうまくいけば体中の力がふっと抜けて頭もはっきりしてスッキリします。
後者は筋肉の緊張なので、どっかのカドッコで頭の重みを預けてグイーッと押すようにする。つぼ押しの棒とかで「もむのではなく」一回一回じーっくり押す。
後頭部をまんべんなくやってあげれば目がはっきりしてきて頭の重さも取れてきます。



●ひざしたのだるさ
ふくらはぎの筋肉をもむとか、つぼである足三里を押すとかいろいろ手段はありますが、意外に長持ちしてすぐに違いがわかる方法があります。
すねの骨はからだの中で一番負荷がかかる骨で、長年それを受け続けて骨自体の柔軟性がなくなってしまう傾向にあります。
これはその骨に強い圧力をかけてやると回復します。そして柔軟性が回復した骨についている筋肉は緊張が解け柔らかくなります。
事前にふくらはぎの硬さや足首の動き方を確認しておいてください。まず片足のあぐらをかいてすわります。仰向けに寝てもかまいません。そして反対側の足の裏で胡坐をかいたほうのすねを踏みます。足の裏で踏んでも少しいたいのが平気な人はかかとで踏んでもかまいません。
そうしたらそこでグーっとおしりを持ち上げます。踏んだ足ですねの骨に圧力をかけることになります。10秒ほどじっくり踏んでいろいろ場所を変えます。最初は痛いですがそのうちに痛みがなくなってきます。一通りできたら立ってすねと足首の動きの状態を再確認してください。これはときどき施術でも行っています。ただ結構痛いので苦手な人やはじめての人にはやりません(笑)



●こかんせつ
股関節はからだの真ん中で上からの重量と下からの衝撃に挟まれているカナメの関節です。ここが動かなくなると上半身も下半身も相当動きを制限されることになります。
カタチ的に安定性と可動性が両立しているすぐれた関節なのですが、いかんせん負担が大きい。 なので周囲の筋肉やじん帯や腱にかかる負担も必然的に多くなります。当然そのため周囲のそういった組織は大きく強くできているのですが、運動不足や怪我骨折などで使う機会が減り弱くなってくるととたんにいろんな症状を生み出します。
ですからそういう強化は自己ケアで補うとして(施術で回復することもできますが)

 


●COLUMNの内容のご紹介

T.知恵ブクロ
症状のちょっとした改善に、やり方ををご紹介。

U.姿勢について
小池整体の考える姿勢とは…

V.症状のハナシ

それぞれの症状について、こう考えています。

W.治療事例
今まで治療した事例を紹介しています。
もしかしたらこの事例に当てはまり、ご興味をお持ちの方はご連絡下さい。
E-mail:koike_taro@yahoo.co.jp


姿勢を良くしなさい!と私たちはずっと言われてきました。それではいい姿勢とはいったいどのようなものなのか?一般に言われており皆さんが思い浮かべるのはバレエダンサーやダンスのインストラクター、 もしくは兵隊さんが行進するときの姿を思い浮かべるのが普通でしょう。ですが私の考える良い姿勢とはこれらとマッタク逆のものです。

一般に言われるいい姿勢というのは、つま先をそろえ脚を閉じ胸をぐっとそらせた状態だと思います。実はこれはからだの各関節を絞り込み、胸を締め付け、呼吸を苦しくさせる状態なのです。からだが心地よいと感じるのはまず呼吸が深くできる状態であるか? というのが基本になりますので、これでは立っているだけで疲れてしまいます。

いわゆるいい姿勢というのは一般的には昔の軍隊から端を発してきています。上官の命令を兵隊が忠実に実行するには硬直して前しか見えなくなった状態に命令することがもっとも効果的なのです。バレエなどの芸術は鍛えこまれたとてつもないからだがあってこそ初めてなしえるものです。ですが彼らは日常生活でも舞台での姿勢をキープする傾向が強いようです。 ですから故障が起きるのです。日常生活ではやわらかく無理のない状態にからだを持っていくことがだいじです。

まず足はつま先を合わせるよりも少し開いた状態にし、できたら少しだけでも両足を離して立つことが大事です。こうすると股関節にとって解剖学的に一番ニュートラルな状態になるため(一般には20度開いて骨盤の幅まで両足を離す)骨盤の動きが制限されません。股関節がラクで骨盤を締め付けないということは同時にその上に乗っている腰の動きも自由にすることができるということです。 さらに先ほどの苦しい脚の状態では骨盤が前傾するために、体の動きに沿うならばそれに伴って上半身も前に倒したほうがラクなのですが、いわゆる「いい姿勢」ではそれに反して上半身をそらせる状態を作ります。これでは上半身と下半身が矛盾した相反する動きをしているために、からだは完全に固まります。 よって腕や足やくびや腰などの動きは動かしづらい状態となり、肩こりや腰痛などが起こり疲労がたまっていってしまいます・・・


具体的な改善方法は極秘なのでここでは控えますが(笑)、正直これに関してはわたしの施術は必要ありません。あなたはただ簡単な意識をするだけで負荷を激減させたラクな姿勢を手に入れることができます。当院での姿勢指導は実質1〜5分ほどでお教えできます。「あなたの感覚が鈍っていなければ!」、あなたはすぐにその効果を実感できるはずです。
覚えた後はそれをからだに覚えさせるために普段の生活でことあるごとに意識をすることです。ラクなほうへラクなほうへ調教するのでからだは自然にそれを覚えようとします。まずはだまされたと思って2週間続けること。手ごたえを感じたらもう2週間。1ヵ月後にはあなたのからだは激変しているはずです。10年来の肩こり腰痛がこれでほとんどなくなったという方も何人もいらっしゃいます。
簡単に体感していただく方法があるので試してみてください。

「いつもと同じように」立って
@ まず呼吸の深さを確認してください。おなかまで深く息が入りますか?
A あとは腰の動き、肩を回し首を動かしてそれぞれの動きも確認しておいてください。
  痛かったりつっかえたりしてませんか?
B そして先ほどの「足の状態を作ったうえで」からだの前で軽く手を組みます。
C そしてそのとき肩と背中に入っている力を「全部」抜きます。
  少しぐらい猫背方向に行っても構わないです。
D そして組んだ手を離します。腕はからだの側面に自然にたらします。
E そしてへそのした2cmぐらいのところを軽く意識してあごを「1cmだけ」引いてください
F そこで呼吸を確認してください。各部所の動きも確認してください。


先ほどと比較にならないほどからだがラクなのが自覚できるはずです。
そこで皆さんが思うのは「これは猫背になってしまって見た目がとてもかっこ悪いのではないだろうか?」という疑問だと思います。 ですがほかの人に見てもらっても写真を撮られてもマッタクそんなことがないことがわかるはずです。あなたの脳や神経が、力まないラクな状態に慣れていないだけの話です。
マリナーズのイチロー選手はどこにも力みのない自然な姿勢をしており、それがそのままあの華麗なバッティングフォームにつながっています。 それにより故障をすることなくあれだけの記録を打ち出すことが可能であると予想できます。

「からだも呼吸もラクでしかもかっこ悪くない自然な」姿勢と
「体中が硬くて呼吸が浅く不自然な」見た目が「いい」?姿勢では
どちらをあなたは選ぶのか?

実はこの改善した姿勢のまま歩いたり階段を上ると、さらにそのメリットを実感することができます。階段を上るとき体に故障がない方でも上まで上がったときに太ももがつらくなり息が多少上がっています。この姿勢ではそれはほぼ起こりません。
人間の活動の80%は「立つ・歩く・座る」です。その80%で負荷が激減することがどれほどメリットのあることか?
まだまだ詳細は書いていませんのでお教えできるネタは満載です(笑)。気になる方はぜひ一度お越しください。一人でもラクに生きられる姿勢を知っていただきたい。そしてぜひラクをして整体にかからなくてもいいからだを手に入れてください。


<O脚>
O脚に関しての基本的な私の考え方は、「自分で治して欲しい」です(笑)。 O脚はわたしが施術する「だけ」では治せないものだと考えています。原因はいろいろですが、ようは「ねじれて固くなった関節と使われなくなって弱くなった筋肉」を改善しないことには一時的には脚のすきまが閉じてもすぐに元に戻ります。わたしが出来るのは前者の要因であるねじれて固くなった関節(と固く緊張した筋肉)を元に戻してあげることだけです。 足の指が思うように動かせなくて立位の荷重配分が偏っているために脚がねじれてくるパターンや、足首の動きの制限、膝の動きの制限、股関節や骨盤の動きの制限などをからだの状況に沿って解消してあげないとまずはスタート地点には立てません。 そうしたらそこで今まで使ってなかった弱くなってしまった筋肉を1分ほど使う「ある運動」をしてもらうことで一時的にでも脚のすきまがくっつくことがあるのはそう珍しいことではありません。 状況がO脚を改善する方向にすべて合致したため結果が出るのです。症状が軽い人や若い方などはその「ある運動」をするだけでくっつくこともよくありますので試験的にまずそれをやっていただいて反応を見ることもあります。そこで隙間が狭くなって喜ぶ方もいますが・・・。ただしそれを持続させるためには当然あなたの「継続」を必要とします。 40代後半の女性が3ヶ月まじめにやったことでこぶしほどあいていたすきまがまったくなくなったことがありました。まあ3ヶ月は特に長い例ですが、一般的には施術後最低でも30日続ければ目に見えて改善する可能性は高いでしょう。
そこで質問です。特に今「えぇ〜!1ヶ月もやるの?めんどくさ〜い!!」
と思ったそこのアナタ。では

どこかのサロンでO脚矯正30回分30万円払うのと
自分でO脚矯正改善運動30日やってタダなのと


どっちがいいですか?(笑)

しかも後者は効果が出る可能性が非常に高いというおまけつきです(「おまけ」じゃないか・・・)。
わたしがやれることは全力でやります。が、あなたもやるべきことをやらないと夢にまでみたすきまやねじれのないきれいな脚は実現しません。
ですからわたしはO脚は最終的にはあなたに「自分で治して欲しい」のです。
ちなみに脚を縛ったり両側から挟んで置いておくというアプローチは個人的にはなはだ疑問です。
なぜならO脚は単純に脚が横にたわんで変形するのではなく、全体がねじれた上で変形していくものだからです。
そこに足首の問題や膝の問題が絡んでくるので横から力を加えて戻そうとしただけでは戻りません。



<ムチウチ>
今まで多数のムチウチの後遺症で悩む方を診させていただきましたが、その90%が実際は事故の瞬間の筋肉の硬直による後遺症です。よく言われる首の骨の変形が起きていることもありますが、それは筋肉の偏った異常緊張が長年かけて変形させてしまっただけの話です。
緊張している箇所を見つけ出し解除してあげればその場で首は動くようになります。病院でのレントゲンなどで「首がまっすぐになっているのが原因」「首の骨のあいだの一部が狭くなって神経を圧迫しているのが原因」と言われたという患者さんのお話をよく聞きますが、それは硬直してしまった筋肉がもたらしたもので、首がよく動くようになれば同時に解消するものです。天井を見ることができない、首をひねることができない、慢性頭痛、嘔吐感、腕のしびれという症状が10年間牽引などで治療してもよくならなかった方が、その場で解消した例はいくつもあります。
病院の診断はすべて間違いだという気など毛頭ありませんが、私の経験からするとムチウチの治療に関しては効果のある手段をあまり持ち合わせていないように感じます。


<精神性の症状について>
たとえばうつやパニック症候群などの精神系疾患についてはその改善を目的とした施術という意味ではお受けすることはできません。確かにからだと心は密接につながっているというのが私の持論でもありますが、そういった疾患に関しては私はプロフェッショナルではありません。
苦しんでいる方のご相談を受けることもありますが残念ながら丁重にお断りをさせていただいております。私はそこにおいては自信を持って責任をもてないのです。


<美容について>
ワタシが不勉強なせいかからだについて(特に女性)小顔にするとか美乳にするとか(笑)やせるとか言うことを施術でそれを目的に行うことは出来ません。硬いかもしれませんがそれらは健康についてくる「おまけ」だと考えています。
 


「継続していきたいこと〜障害児に対する施術」
この仕事を始める前からずっと気にかかることがありました。テレビや町で障害を持った子やからだが動かなくなってしまっている子を見ると「なんとかならないものか」「どうしたら改善するのだろう」という思いがとても強く沸いてきていたのです。 整体の仕事を始めてからもそれについて何か手立てはないかと勉強もしましたが理論上はわかっていても実際そういったお子さんを診ることはありませんでした。ですがブログに時々出てくる多動症の「Y君」を診させていただく機会を得てわたしのチャレンジは始まりました。


多動症の詳細はこちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E5%8B%95%E7%97%87

自閉症と混同されることが多いのですが、その辺の区分けはとても微妙でもあります。それまでにわたしが知りえていたのは自閉なり多動なりの症状がある子に特徴的に見られる、頭蓋骨の動きが自由でなく固まった状態を施術によって緩和することでその行動に変化が見られるという臨床データでした。 頭蓋仙骨療法という治療法を提唱してらっしゃるJ・E・アプレジャー氏の著書「頭蓋仙骨療法」にその記述があります。

Y君は当時すでに4歳。同じ多動症の中でもかなり重度の症状ということで、噛み付き・奇声・物品の破壊・自傷行為(特に頭部を壁などに何度も打ち付ける)・就寝不全(夜中になっても寝ない。寝ても3時間程度)などご家族、特にお母さんは心身ともに憔悴しきっていらっしゃいました。 そういった障害は誕生時に多く見られる(カンシ・吸引分娩、呼吸一時停止など)とわかっていたのでお聞きしたところ、彼が生まれるときに医師が頭部をつかんでひねって出産させていたことがわかりました。それが直接の原因かどうかは不明ですが、わたしはそれを要因のひとつと考えました。

Y君の最初の施術の前、わたしはデータで知りえていたあらゆる施術アプローチを用意して来院を待っていました。結果から言うと・・・それらはすべて意味を成しませんでした。アプレジャー氏がどういう方法でアプローチしたのかは不明ですが、少なくともわたしのファーストチャレンジは惨敗でした。まずベッドに寝てくれない。暴れる。噛み付かれる。施術にならないのでいくら技術を用意したところで無意味でした。 それでも現状のからだ各部位の状態はつかむことができました。まず頭蓋骨の右への回旋・首の1番目の骨と後頭骨の癒着・上部胸椎のロック・腰椎の前傾・・・ それでも首の骨と後頭骨の癒着をまずは少しでも何とかしようと強引にはがすような施術を行いました。終了後は敗北感でいっぱいでしたが(笑)、後日お父さんからメールを頂きました。「何か少し変化があるような気がします。引き続きお願いできますか?」と。

Y君のからだ、特に頭を触って感じたのは「これは大人でもきつくて狂いそうになるだろう」ということでした。夜眠れないことや頭を壁に打ち付けるのは何も不思議ではないと。たぶんどうにもならない苦しみをいらだちに変え行動に変えていたのではないかと。本当のところは何もわかりません。ですが普段オトナに対して行っている施術時の患者さんの状態からY君の身に起きていることを類推するのはあながち間違ってないのではないかという気持ちでした。

それから何度か施術をするのですが、そのつどまずはY君をあやして相手をして疲れて寝てしまうのを待つことからはじめないと施術は出来ませんでした。ようやく寝てくれたところで起こさないように施術を開始します。そんなことがほぼ3ヶ月ほど続いたある日、いつものように施術の一環として首の骨の1番目と後頭骨を離開させようとしていた時に「コツン」と音がして一気にその関節が緩み周囲がやわらかく動くようになりました。わたしはかなりの手ごたえを感じお父さんに「この1週間ほど様子を注意してみていてください」とお願いしました。

その後お父さんから来た報告のメールは信じられないものでした。通っている施設では「別人のように大人しくなった」「座っていられるようになった」などの報告があり、自宅では夜9時ごろには寝るようになって夜中も起きないようになった、表情が優しくなった、壁に頭を打ち付けなくなった、などの嬉しい変化が数多く起きたということでした。とはいっても明らかに障害があるというのは基本的には依然明白ではあります。しかしながらわたしもその変化がとても嬉しかったしある程度自信を持ったのですが、その後は実は思うような大きい段階的な変化はナカナカ起きませんでした。 一度大きい変化をすると当たり前ですがご両親の期待はとても大きくなる。「次は言葉を話すようになって欲しい・・・」と。わたしもそこに焦点を当てて考えられるだけのさまざまな方法を試しました。ですがそこにあったのはY君の自分のスピードによる変化を度外視した周囲の勝手な期待でした。であるがゆえにそういう方向に思うように行かないことに対してわたしに焦りが生じる。ご両親はY君がナカナカまた大きい変化をしないことについてわたしに対して何か申し訳ないような気になってくる。これはとても不健全な状態でした。

わたしたちはいったん施術をお休みすることに決めました。しばらく最初よりもかなり改善はしたY君と、3人で過ごしてみたいということでした。煮詰まったような雰囲気の中で双方が辛い思いを抱えながら施術を続行していくよりは少しインターバルをとって頭を冷やしてからまた再開するほうがいい。そして結果的にこれはとても効果的なインターバルになりました。

ご両親はしばらくY君と過ごしてみて初めてわが子を心からかわいいと思えたと感じたそうです。最初の状態のときも自分たちの子供であることは変わりないので愛情はあるのだけれど、あまりにも過酷な日々の中で考えうる限り最悪の「行動」を実行してしまおうかと思うことは1度や2度ではなかった。その相反する感情をなんとか抑えて必死に自分に納得させ続けるのももう限界だった。でも今は一緒にいることが楽しいと心から思える。だからいろんなことの見え方が変わってきた。この子のペースでの等身大の成長の仕方をただサポートして見守ろうという気持ちになったそうです。 わたしも何か追い詰められたような気分で施術を行っていたわけですが、結局施術者が進行を決めるのではないのだということに気づいてから気持ちが楽になりました。主役はあくまで本人であり、サポートをする側は出来る限り最大限の気持ちを注ぐことしかやることはないのです。

現在7歳の彼はまだ言語が話せません。ですがご両親の話す言葉の理解力は飛躍的に高くなり、その言葉の内容に沿って行動をするということがどんどん出来るようになっている。これは毎日彼を見ているご両親の口から出た率直な感想です。現在は施術も再開して約3、4週間に1度のペースでゆったり行っています。現在は特に頭蓋への施術ということでなく、体全体の可動性を最大限引きだすことを心がけています。体の動きを獲得することで神経への刺激を伝えていくのは最近の障害児に対する認識として大きく広がり始めています。 ご両親に出来る範囲で自宅で出来る施術的なアプローチもお教えして実行していただいているせいか、からだの可動性は当初と比べて飛躍的によくなりました。頭蓋骨に関しては途中病院で脳の血行測定検査などもやったのですが、やはり施術で集中して行っていた部位が手ごたえを裏付けるように改善したのが証明もされました。ただ病院や施設では私のところで施術を受けていることは一切言わないでいただいています。やはりまだまだこういったアプローチについては世間の理解というのは認識できないことが多いようですので余計な偏見を受けないようにという意味で。

正直Y君の例は特異かもしれません。いままで多動症児の臨床結果を持っているわけでもなかった一介の整体師に自分の大事な子供さんを任せるというのはご両親にとってみれば賭けみたいなものだったでしょう。ですが徐々に出た結果を見て長きにわたって信頼して施術させていただいているご両親に感謝したいと思います。私自身初めてのケースでいろいろなことを学びました。これからこういった子供さんをまた診させていただく機会があるかどうかはわかりませんが、多動症や自閉症児のこどもたちに少しでも自分が賭けている仕事で役に立つことがあればと思います。 どんな子供さんでもこのように施術を行えば同じような改善が起きる保障があるとは断言できません。ですがあるひとつの大きな要因として頭蓋骨の可動性の極端な少なさというのが関与しているだろうというのは正直な経験から来る感想です。以下のサイトにその例を裏付けるひとつの手がかりがあります。

軽度三角頭蓋に関するサイト
http://www.regalia.nir.jp/~graham/cover-j.html
軽度三角頭蓋というのは何らかの原因で成長時に頭蓋骨のつなぎ目が自由に可動しなくなり、通常は脳の発達に伴って開いていくはずの動かない頭蓋骨により脳が圧迫されるという症状です。サイトではある沖縄の先生による手術によって症状に改善が見られたケースについて論文が掲載されています。Y君のご両親にもそれをご紹介しましたが、年齢的なことと手術後のリスクを考えてみると今は実行に踏み切るつもりは無いとのことでした。 ですがひとつの選択肢として知っておくのは大事なことだと思います。ぜひ参考にしてください。

2007年7月ある患者さんが養護施設の先生をやってらっしゃることがわかり、ダメもとで見学をお願いしたところ快く承諾してくださったので行ってきました。子供たちに触れることを許可していただいたのですがやはり思ったとおりみなカタチや固さの違いはあるにせよ頭蓋骨になんらかの違和感や異常がある。これでほぼ自分の中での知的障害児に対する要因における確信は深まりました。そこの教頭先生や校長先生ともお話させていただいたのですが、やはり私の行っているような施術による改善例というのは耳にしたことは無いとのことでした。 現場でさえこういった知識がまだまだ浸透していない現状があります。先生方が勉強不足だとか言うことではなく、こういう事実が広く世に出ていないということなのです。

最後まで読んでくださってありがとうございます。
これだけで現実に対して何か変化がおきるわけではありませんが、知ることとそれに伴った可能性が現実に存在するのだということが知的障害児をお持ちのご家族にすこしでも光となればと思います。
私自身も自分をさらに向上させて機会を得たときに少しでも役に立てるようになっておきたいと思います。

 

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